NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中川 裕 以下、「NTT都市開発」)は、The Ascott Limited(本社:シンガポール、最高経営責任者 ケビン・ゴー 以下、「アスコット」)と、以下の事業協力に関して合意しましたのでお知らせいたします。
NTT都市開発は、2015年10月にホテル・リゾート事業部を設置し、「ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ」、「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」、「京都新風館再開発計画」などホテル・リゾート事業の拡大推進に取り組んでおります。
アスコットは、シンガポールの不動産会社であるCapitaLand Limited(以下、「キャピタランド」)の子会社であり、世界的なサービスレジデンス※の運営会社です。現在、日本を含む世界30ヶ国以上において、43,000室以上のサービスレジデンスを運営しており、2017年3月には東京大手町に「アスコット丸の内東京」を開業しております。
ホテル・リゾート事業の拡大を目指すNTT都市開発と日本での事業拡大を目指すアスコットの方針が一致し、サービスレジデンスの共同開発および開発案件の情報共有などを行う事業協力に関して協議してまいりましたが、この度、合意に至りました。
NTT都市開発の培ってきたオフィスや住宅、商業、ホテルなどの幅広い開発ノウハウ、アスコットが培ってきたサービスレジデンスの運営ノウハウを活かす協力関係を構築し、サービスレジデンス事業に取り組むことで、両社の事業を発展強化できるものと考えております。
本件事業協力の第一弾として、NTT都市開発で検討中の福岡市および横浜市におけるサービスレジデンス開発については、アスコットを運営委託の候補先として、事業化に向けた協議を開始いたしました。各プロジェクトおよび今後のサービスレジデンス開発の概要については、詳細が決まり次第、お知らせいたします。
なお、本件事業協力は、それぞれ単独での事業や第三者との事業協力等を制限するものではありません。
※サービスレジデンス
サービスレジデンスは、ホテルとマンションの両方の機能を持った長期滞在にも適した宿泊施設です。客室には、備え付けの家具やキッチンを設置し、フロントサービスやハウスキーピングサービスも提供されます。グローバル化が進むなか、海外出張者や旅行者の長期滞在のニーズ増加に伴い、日本においても、サービスレジデンスの需要は高まっており、今後さらなる発展が期待されております。
お問い合わせ先 広報・マーケティング室 石坂・小張Tel.03-6811-6241
≪参考≫
■アスコット(The Ascott Limited)概要 アスコット(本社:シンガポール、最高経営責任者 ケビン・ゴー)は、アジア最大規模の不動産会社キャピタランドの完全子会社で、シンガポールに本社を置き、世界展開するサービスレジデンスのオーナー兼オペレーターとして業界をリードしている企業のひとつです。6つのサービスレジデンスのブランド「アスコット」「サマセット」「シタディーン」「クエスト」「ザ クレスト コレクション」「ライフ」を展開し、長期・短期滞在のいずれであっても快適に過ごせる、モダンで洗練された空間をご提供しております。現在、北アメリカおよび南アメリカ、アジアパシフィック、ヨーロッパ、中東、アフリカの主要都市を中心に世界30ヶ国以上の約130都市で、43,000室以上を運営しています。さらに、計画・開発段階の約30,000室も含めると、計500 物件以上、約73,000室にのぼります。1984年に、アジアにおけるサービスレジデンスの先駆けとなる「アスコット・シンガポール」をオープンし、現在に至るまで30年以上の事業実績を誇ります。
日本では2002年に株式会社アスコットジャパンとして展開を開始しました。現在は「シタディーン」を東京に2軒と京都に1軒、「サマセット」を東京に計3軒展開のほか、賃貸住宅等の保有・運営を行っております。「アスコット」ブランドは2017年3月に東京大手町に開業した「アスコット丸の内東京」が日本初となり、7軒目のサービスレジデンスとなりました。
■キャピタランド(CapitaLand Limited)概要 キャピタランドは、本社をシンガポールに置き、シンガポール株式市場に上場している、アジア最大規模の不動産会社です。総合開発、ショッピングモール、サービスレジデンス、オフィス、住宅、不動産投資信託(REIT)およびファンドから成る、全世界で850億シンガポールドル相当(2017年9月30日時点)を超える資産を所有・運用しています。キャピタランド・グループとしては、世界30ヶ国150以上の都市で事業を展開しており、シンガポールおよび中国の市場を主軸としつつ、インドネシアやベトナムといった市場でも拡大を続けています。
キャピタランドの強みは、確固たる資産基盤と幅広いネットワークにあります。キャピタランド・グループは多岐にわたる設計や開発、運営に対応できることから、高い品質の不動産関連商品とサービスを開発し管理・運営を行なっています。同社はまた、アジア最大の投資運用事業のひとつ、シンガポールおよびマレーシアで上場する不動産投資信託(REIT)5銘柄、すなわちキャピタランド・モール・トラスト、キャピタランド・コマーシャル・トラスト、アスコット・レジデンス・トラスト、キャピタランド・リテール・チャイナ・トラストおよびキャピタランド・マレーシア・モール・トラストを保有しています。