2025年10月24日

京都「元新道⼩学校跡地活⽤計画 」竣⼯

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NTT都市開発株式会社

NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 池田 康、以下「当社」)は、京都市東山区において開発を進めていた「元新道小学校跡地活用計画」(以下「本プロジェクト」)が竣工したことをお知らせします。

本プロジェクトは、 “番組小学校”として明治2年に開校し、地域の皆さまに愛されてきた元新道小学校跡地に、日本初進出となるラグジュアリーホテル「カペラ京都」(2026年春開業予定)を新築しました。また、花街文化継承の場として地域の皆さまに寄り添い続けてきた「宮川町歌舞練場」を建て替え、地域施設も新築しました。

当社は本プロジェクトを通じて、京都市、新道自治連合会および宮川町お茶屋組合と連携し、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通じた、地域のさらなる活性化と魅力ある街づくり」をめざしました。本プロジェクトの竣工後も、歴史ある街の記憶を後世に伝えるとともに、新たな賑わいと地域活性化のため、新道地域に関わり続けてまいります。

また、宮川町歌舞練場においては、11月1日(土)から11月9日(日)まで杮(こけら)落し公演を予定しております。
(HP:https://www.miyagawacho.jp/kokeraotoshi/

「スタートアップ支援に関する連携協定」の締結について ©︎Masaki Hamada(kkpo)
計画地全体 写真左:歌舞練場・地域施設、写真右:ホテル

「街の記憶の継承」と「新たな共存価値の創造」

本プロジェクトでは、宮川町の風情漂う街並みと、東山の美しい景観との調和を図るため、既存建物の特徴を活かしたデザインとし、部材の生け捕りによる再活用を行いました。また、宮川町のシンボルでもある”歌舞練場大屋根”を再建するなど、随所に街の記憶を継承したつくりとしています。

敷地全体では、ホテル・歌舞練場・地域施設の3施設を新道通に沿って整備し、大和大路通、新道通、宮川町通の南北の通りに対して、2つの建物を新しく配置することで、東西に新たな人の流れを生み、地域の回遊性を高めます。

世界トップクラスのホスピタリティを堪能できるホテル「カペラ京都」、芸舞妓が伝統伎芸の鍛錬を積む「歌舞練場」、地域コミュニティの活動の場となる「地域施設」の3施設が共存することにより、新しい価値が生み出されることを期待しています。

複数の通りに面した3施設
複数の通りに面した3施設

新道通り

写真左:ホテル、写真右:歌舞練場・地域施設 ©︎Masaki Hamada(kkpo)
写真左:ホテル、写真右:歌舞練場・地域施設

ホテル中庭

ホテル内レストランテラスより中庭を望む ©︎Masaki Hamada(kkpo)
ホテル内レストランテラスより中庭を望む

歌舞練場外観

歌舞練場外観 ©︎Masaki Hamada(kkpo)
宮川町のシンボルである歌舞練場大屋根を再建

地域施設外観

地域施設外観 ©︎Masaki Hamada(kkpo)
地域のための活動拠点と安心・安全の防災拠点を整備

事業概要

所在
ホテル棟:
京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130
歌舞練場棟:
京都府京都市東山区宮川筋四条下る宮川筋四丁目306
敷地面積
ホ テ ル棟:
約4,000㎡ (一部地域施設を含む)
歌舞練場棟:
約2,300㎡ (一部地域施設を含む)
延床面積
ホ テ ル棟:
約15,700㎡(ホテル 約15,500㎡、地域施設 約200㎡)
歌舞練場棟:
約5,000㎡(歌舞練場 約3,600㎡、地域施設 約1,400㎡)
建物規模
ホ テ ル棟:
地上4階、地下2階(一部地域施設を含む)
歌舞練場棟:
地上3階、地下2階(一部地域施設を含む)
主要用途 宿泊施設、劇場、地域施設など
ホテル客室数 89室
事業主 NTT都市開発株式会社
ホテル経営会社 NTT都市開発ホテルマネジメント株式会社
ホテル運営会社 カペラホテルグループ
設計監理 株式会社大建設計
デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所
内装設計監理 株式会社入江三宅設計事務所
内装デザイン Brewin Design Office
施工 熊谷組・古瀬組特定建設工事共同企業体
(構成員:株式会社熊谷組、株式会社古瀬組)
着工 2022年7月
竣工 ホテル棟:2025年9月、歌舞練場棟:2025年3月
ホテル開業 2026年 春(予定)

位置図

位置図

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お問い合わせ先 広報室 小張・阿部  
nttud-pr@ntt-us.com