森林保全への貢献
紙消費削減
NTT都市開発グループは、深刻化する森林破壊問題の解決に貢献するため、会議のペーパーレス化や両面印刷の推進などを通じ、紙使用量の削減に取り組んでいます。2018年度の社員のオフィスにおけるコピー用紙の使用量は34.0tでした(NTT都市開発とNTT都市開発ビルサービス(株)の合算値)。なお、使用する紙製品は、環境配慮仕様のものを優先的に購入しており、リサイクルされた紙を原料とするトイレットペーパー製品なども、積極的に活用しています。
林地残材をインテリアとして有効活用(ウエリスオリーブ津田沼、ウエリスオリーブ成城学園前)
NTT都市開発は住宅の開発においても、森林破壊への影響を抑制するべく取り組んでいます。
その一つが、伐採した樹木のインテリアなどへの再生です。サービス付き高齢者向け住宅ウエリスオリーブ津田沼(千葉県船橋市)では、公共事業でやむなく伐採された船橋市の林地残材をインテリアとして再生活用しています。本来家具には向かない樹木も、工夫と技術によって、使用につれ愛着を深められるインテリアとして生まれ変わりました。質の高い1、2級材は、地域のコミュニティスペースを兼ねる施設内のレストランカフェに置くチェアやソファとして優先的に使用しました。無着色仕上げなので使うほどに変化し、なじんでいく様子が楽しめます。家具には使用できない端材は、アートワークや住宅内の部屋で使う表札、キーホルダーなどに活用しています。
2019年4月に完成したウエリスオリーブ成城学園前でも、敷地内の樹木が家具へ生まれ変わり、建物内で利用されています。その土地で育まれてきた樹木は、ぬくもりのある家具となりレストランカフェ内やマンションラウンジで使用され、土地の歴史を住まう方や地域の方に伝えていきます。